iPhoneの脱獄って?なにができるようなるの?注意点は?

iPhone

iPhoneが日本で発売された時から現在まで、紆余曲折ありながらも廃れることがないiPhoneの脱獄(Jail Break)今回はそんなJailBreakがどんなものなのか紹介していきます。

iPhoneの脱獄(Jail Break)とは?

脱獄(JailBreak)とは、iPhoneのシステムを改造することで、本来制限されている機能を解放することです。

脱獄をすることでAppStore以外からアプリをダウンロードしたり、ホーム画面のデザインを変えたりすることができます。

脱獄することでiPhoneでできるようになること

脱獄を行うと以下のようなことが、iPhoneでできるようになります。

  • AppStore以外でのアプリインストール
  • Androidのようなホームデザインの変更
  • アプリ毎にパスコードを設定
  • YouTubeやTikTokといった動画サイトの広告削除 etc…

脱獄は、基本的にアプリをダウンロードすることで、iPhoneに機能が追加されていきます。

そのため、「欲しい機能+脱合アプリ」等で調べることで、iPhoneに機能を追加することができます。

また、脱獄はiPhoneだけでなくApple TVやiPadなどApple製品全般が対象となっていることが多いです。

AppStore以外でのアプリ入手先

一般的にiPhoneを使っている方たちはAppStoreからアプリをダウンロードしているかと思います。

しかしAppStoreはAppleが認証したアプリしか配信されないため、脱獄アプリを入手することはできません。

そこで活躍するのか「非公認アプリストア」です。

脱獄ツールを使うと、ツールによってCydiaやSileoなど様々な非公認アプリストアが一緒にダウンロードされます。

2008年iPhone発売当時、今と比べるとあまり便利な機能を搭載していなかったiPhoneがより使いやすくなるように思い思いの改変を加えた非公認アプリを配布する先として、Cydiaは大きな支持を獲得しました。

脱獄アプリから正式にiPhoneに追加された機能も多く、コントロールセンターやウィジェット等の機能も元は脱獄アプリからスタートしました。

脱獄のメリット・デメリット

次に脱獄のメリット・デメリットを紹介します。

脱獄のメリット

  • カメラの音を無音化できる
  • SIMロックをユーザーが解除できる
  • Cydia、Sileoなどの非公認アプリストアが利用可能
  • システム単位でカスタムが可能

脱獄のデメリット

  • 脱獄に失敗するとiPhoneが使えなくなる(文鎮化)
  • 脱獄を検知されて使えなくなるアプリが出てくる
  • 故障の補償対象外になる
  • 充電持ちが短くなったり、端末の寿命が短くなる

などなど、脱獄にはメリットもデメリットもあり一長一短です。

iPhone発売当時〜iOS11、12あたりまでは、脱獄界隈が盛り上がっていましたが、現在のiPhoneは脱獄しなくてもいいほど多機能で自由度が増しました。

脱獄(JailBreak)をする方法

では実際に脱獄するにはどうすればいいのでしょうか。

ここからはiPhoneを脱獄する方法についてご紹介していきます。

unc0ver(iOS11.0~iOS14.8)

「Cydia」の開発者が作成した脱獄ツールです。

前述の通り、Cydiaがパッケージマネージャーとして同梱されています。

他の脱獄ツールではCydiaが利用できない場合もあるため、非公認アプリの利用を目的に脱獄する場合、unc0verがおすすめです。

インストール手順は後ほどご紹介します。

公式ページ:Unc0verは→こちら

Chimera(iOS12~iOS12.5.5)

iChimera

Chimeraもunc0verと並んで有名な脱獄ツールの1つです。

パッケージマネージャーにはSileoが同梱されています。

ユーザーファイルを改ざんすることなく脱獄できるため、脱獄ツールとしては比較的に安全性が高いと言われています。

(画像は「Chimera」より引用)

Chimeraはバッテリーの消耗、フリーズ、クラッシュが発生しないようにコードの見直しも実施されています。

一部の脱獄ツールで稀に発生する「脱獄後にデバイスがフリーズ、クラッシュし、Appleサポートを受けることもできない」といった事象が起きずらいことも人気の理由です。

公式ページ:Chimeraは→こちら

「unc0ver」を用いたJailbreak(脱獄)の手順

「unc0ver」を使って脱獄する手順を、簡単に紹介します。なお「unc0ver」での脱獄がうまくいかない場合は、Chimeraなど別ツールを試すか、後述する手順でiOSをダウングレードしたうえで手順を1からやり直してみてください。

  • 1.OTAファイル(アップグレードファイル)を削除します
  • 2.iPhoneのバックアップを取っておきます
  • 3.SafariでJailbreaks.appにアクセスします
  • 4.「unc0ver」の項目をタップします
  • 5.「GET」ボタンをタップします
  • 6.「unc0ver」をインストールするポップアップが表示されるので「インストール」を選択します
  • 7.アプリインストール後、設定アプリ→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」の順番で画面操作します
  • 8.AllianceTek Inc → “AllianceTek Inc”を「信頼」 →「 信頼」の順番で画面をタップします
  • 9.unc0verのアプリを開くことが出来ればインストールは完了です。
  • 10.続けてアプリに表示されている内容に従って、2回インストールを実行します
  • 11.完了後に「Cydia」が表示され、開くことが出来れば脱獄完了です

iPhoneのJailbreak(脱獄)がうまくいかない時の対処法

脱獄が上手くいかない場合、原因の一つに自身の端末のiOSバージョンが脱獄ツールの対応バージョンに合っていないことが考えられます。

自身のiOSバージョンを確認して、必要であればダウングレードを検討してみましょう。

iPhoneのJailbreak(脱獄)についてよくある質問

ここまで脱獄について、具体的にご紹介していきましたが、脱獄についてよくある質問についてご紹介、回答していきます。

Jailbreak(脱獄)に対するAppleの見解は?

Apple社は過去に脱獄行為をDMCA(デジタルミレニアム著作権法)違反だという見解を発表しています。

Appleは著作権で保護されているファームウエアなどを無効にするJailbreak(脱獄)は同社の権利を侵害する行為であると主張。

ユーザーに対しても、Jailbreak(脱獄)を非推奨としており、同社のサポートの対象外ともしています。

Jailbreak(脱獄)には違法性はある?

日本では個人的に端末を脱獄して利用することについて、検挙された事例はありません。

ただし、脱獄したiPhoneを販売したことで商標権を侵害したとして逮捕された事例は実在します。

よって、脱獄したiPhoneをフリマアプリやオークションなどで販売することは犯罪行為に該当します。

まとめ

iPhoneの脱獄についてご紹介しました。脱獄によって様々なことが出来る反面、大きなデメリットが発生するのも事実です。

メリットとデメリットを理解したうえで、自己責任で脱獄を行ってください。

そして、脱獄したiPhoneを他の人へ販売することは犯罪行為となるため止めましょう。

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